アメダスの名前の意外な由来

天気予報でよく出る「アメダス」。

しょっちゅう耳にしていますし、観測システムであることも何となくわかりますが、このユーモラスな響きの名前、どこから名づけられたかご存じですか。

「Aut0mated Meteorological Date Acquisition System」(=地域気象観測システム)の略で、意外にも”雨”にちなんだネーミングではありませんでした。

アメダスは、全国に網の目のように張り巡らされた地域観測システムのこと。

既存の気象台や測候所だけでは網羅できない地域観測が、アメダスによってきめ細かく対処できるようになっています。

アメダスの末端、無人の気象観測所は全国に約1300ヵ所。

これは、風、気温、雨量、日照の4つの要素を測定するものです。

ほかに、雨量専門の装置や、雪の多い地方には超音波の自動雪深計も設置されています。

以上の観測装置を東京のセンターのコンピューターとISDN回線で結んだものが、アメダスの全容というわけです。