始祖鳥が最古の鳥というのはウソ
始祖鳥は、爬虫類と鳥類の中間の性質を持っていて、鳥類が爬虫類から進化したことを示す化石として有名です。
ズバリ名前通り、鳥類の起源ともいわれています。
しかし、始祖鳥が最古の鳥だという説は、あやしくなっているのだそうです。
1986年に始祖鳥の化石から遡ること7600万年、2億2500万年前の地層から、実際に空を飛べたらしい鳥類の化石が発見されました。
この鳥をプロトエイビスというのですが、骨が中空になっていて、始祖鳥よりもはるかにうまく空を飛べたらしいのです。
そうなると、始祖鳥はプロトエイビスの一派から爬虫類へと ” 退化した ” 種ではないかという可能性も考えられます。
少なくとも、化石の始祖鳥が生きていた当時は、すでに完全な鳥が飛び回っていたことは確かです。