母乳は飲み始めと終わりで味が違う!
赤ちゃんがお乳を飲む場合、母乳を飲むときより哺乳ビンで飲むときのほうが量が多くなるといいます。
母乳の場合は必死に吸わなくはならないから、疲れるために量が制限されるのでしょうか。
それもあるかもしれませんが、その秘密は母乳の成分にあります。
母乳は、出始めは少し水っぽくてあっさりした味がするので、のどのかわいた赤ちゃんは必死に飲みます。
それが、飲んでいくうちにだんだん甘みと酸味が消え、脂肪の濃度が4~5倍に上がって濃い味に変わっていくのです。
すると、赤ちゃんは満腹感を覚えて飲むのをやめてしまいます。
こうして、赤ちゃんは飲みすぎることもなく、いつも適量ですむというわけです。
いくら優れた人工栄養でも、この母乳のメカニズムは真似できません。