コーラの開発者は薬剤師

コーラの製法は非公開で、誰も真似することができないといううわさがあるようですが、そんなことはありません。

コーラをつくったのはアメリカ・アトランタの薬剤師ペンバートン。

1886年、彼は新しい薬をつくろうと、アフリカ西部原産のアオギリ科の常葉高木コラの葉と、その実から成分を抽出しました。

この植物にはコーヒー豆の数倍のカフェインとコラニンが含まれており、確かに薬用効果があったわけです。

この薬をソーダに溶かして飲料水にしたのが当時、ソーダ王と言われていた、ウィルス・ベナブル。

その商品名が「コカ・コーラ」だったわけです。

これが大ヒットしたのですが、そうなるとコーラと名のつく類似商品が続々と出てきます。

そこで「コーラ」という名が商標として保護されるべきかどうか争われたわけですが、もともと薬としてあった名称だったので誰が使ってもかまわないという判決が下りました。

日本には大正時代に一度輸入されたことがありますが、口に合わなかったのか、広まりませんでした。

本格的に飲まれるようになったのは戦後になってからです。

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