ゆでタマゴの殻は冬より夏の方がむきやすい
買ったばかりのタマゴでゆでタマゴを作ると、白身と周囲の薄皮がしっかりくっついてしまってなかなかむけません。
イライラしながらむくと、デコボコだらけの悲惨な姿になってしまうこともあります。
ゆでタマゴの白身が殻にくっついてしまうのは、白身に溶けている炭酸ガスが熱せられて体積が増え、その圧力で白身と薄皮が殻に押しつけられるためです。
白身の炭酸ガスは、産卵時が一番多く、その後はだんだんと空気中に抜け出していきます。
だから、古いタマゴの殻はむきやすいのです。
しかし、新しいタマゴでも加熱時間を長くすると炭酸ガスがよく抜けてむきやすくなります。
また、 白身の炭酸ガスは気温が高いほど早く抜けるという性質を持っています。
だから、冬より夏の方がゆでタマゴはむきやすいのです。