ひな祭りのときハマグリを食べるのはなぜ?
例年、5月の連休前後に開催される”ハマグリ拾い”は、なかなか楽しいもの。
砂の中に足をグリグリ潜り込ませて硬いものに当たったら” あたり”です。
一人で20個も30個も拾う人もいて、アサリの潮干狩りとは違った面白さがあります。
さて、 ひな祭りには赤飯とハマグリのお吸い物を食べて祝う地方が多いようですが、これはハマグリの殻が他のハマグリの殻とは絶対に合わないことから「貞操堅固である」という意味があるのです。
江戸時代の武家社会では、女子の貞操は絶対に守らなければならないという不文律があり、嫁入り道具にハマグリ(貝合わせの道具を入れるかい貝桶)を新郎の家に運んだそうです。
現代では、貞操と言ってもた堅苦しいだけの感じしかありません。
そこで、ひな祭りのハマグリには、女の子が幸せな一生を送ることができるようにとの願いが込められている、と説明されることがあるようです。