台風はどうして秋に集中するのか?

年によっては、梅雨の季節に台風が上陸したり、12月になっても台風がやってきたりする当たり年もありますが、普通の年はだいたい秋に台風が集中しています。

なぜ、春や夏ではなく秋に集中しているのでしょうか。

確かに、日本では台風は秋に集中しますが、台風そのものは一年中発生しているのです。

台風は熱帯低気圧の規模の大きなものですから、その行方をさえぎるものがあれば、それを避けて進もうとします。

日本列島は、夏の間は太平洋高気圧にすっぽり覆われることが多いので、台風は近づこうとしてもそれてしまいます。

ところが、8~9月になると、この高気圧の勢力が衰え、台風通路ができます。

ちょうどこの時期に、日本の近くに台風が近寄ってくることが多いので、そのまま上陸ということになるわけです。

冬になると日本列島はまた高気圧に覆われることが多いので、台風は近づくことがせきません。

「星の砂」は生き物の死骸

【自然の雑学】一覧へ

トップページへ