恋する人は本当に「ビビビッ」と電気を起こす!
恋は不思議です。
何でもない人に触られても何も感じないのに、好きな人に手を握られると思わず全身がシビレてしまいます。
「これは恋する心の作用です。」と思いきや、実はちゃんとした体の作用もあるようです。
それを実証する実験が行われ、恋する人の皮膚は強い電気を起こすことがドイツの学者によって確かめられました。
正確にいうと、恋する人だけでなく、誰の皮膚でも微妙な強さの電気を発しています。
この電気の作用で、皮膚は熱いとか寒いといった情報を脳に伝えているのです。
その電気とは、水晶などに圧力を加えたときに起こる「圧電気」と呼ばれるものと、氷砂糖を熱くしたときなどに起こる「焦電気」と呼ばれるものの2種類。
これらの電気を起こす物質は自然界を探してもそんなにありませんから、人間の皮膚はきわめて珍しい物質といえます。
ドイツの研究者によると、この電気の電圧は温度が高かったり、圧力が強かったりするほど高くなるそうです。
恋人同士はドキドキすることで体温が上がっていますから、そんな手でぎゅっと握られると全身がシビレてしまうことは当然というわけです。