鰹節にモーツァルトを聴かせるとおいしくなる?

人間の精神安定に音楽療法が効果的なことはよく知られています。

ことにモーツァルトの曲は効き目があるようです。

これをお酒で試した酒造会社があります。

 

千葉県の酒蔵寺田本家や鹿児島県の田苑酒造では工場内でスピーカーから音楽を流して、味の向上に努めています。

酵母という小さな命(微生物)や液体に、どうやらこの音=振動がいい影響を与えているようですが、まだ、そのメカニズムは、はっきりと解明されているわけではありません。

 

鹿児島県枕崎市の金七商店では、本枯節のカビ付け工程でモーツァルトの曲を流しています。

結果は、4代目主人によると「カビのノリが早く、きめ細かくなった気がする」そうです。

 

これを取材した人の説明では、「鰹節に最初に生えてくるカビ菌はパンに生えてくるのと同系列のペニシリウム属のアオカビですが。天日干しを繰り返すうちにアスペルギルス属という別のカビのに変わる」といいます。

これは、酒造り使われる麹菌と同じしゅるいなのだそうです。

 

そのため発酵熟成を活性化し、より美味しくなる確率が高まるらしいのです。

 

工場で働く人もいい音楽を聴くことで優しい気持ちになっているような気がするといいます。

これが発酵菌によい影響を与えているという面もあるかもしれません。

[surfing_su_box_ex title="音楽療法"]

音楽のリラックス効果やコミュニケーションを引き出す効果を利油して心身の障害を改善することを目指す療法。

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