朝食を抜くと、かえって太るのはなぜ?

「朝食を抜いてカロリー制限しているのに、全然やせない」と言う人がよくいます。

理屈の上では一食抜いた分だけやせられそうな気がしますが、実際はそうではなく、かえって太る原因となっているのです。

これは、空腹時感が長くなることで、体内組織の脂肪合成機能が高められることによります。

つまり、一種の防御反応で、飢餓状態に備えようと、組織が脂肪をため込む働きをしてしまうのです。

同じことは、食いだめにもいえます。

食べられるときにたくさん食べて、食事の回数を減らすというやり方。

これも、食事の間が長くなる点で不利です。

たとえ一日のカロリーの摂取量が同じとしても、三度の食事をきちんと規則正しく摂っている人に比べると、太り方にはかなりの違いがあるのです。

一方、これを上手に逆用したのが力士です。

彼らは、太って体が大きくなるほど有利になります。

だから、早朝に稽古をし、遅めの朝食を摂り、昼食を抜いて夕食をたっぷりと摂るという、肥満の原因になる要素をすべて注ぎ込んだような食生活をしているのです。

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