世界各国、子供の抜けた乳歯はどうしてる?
日本では、乳歯が抜けたら上の歯は縁の下、下の歯は屋根の上に「もっと丈夫な歯になあれ!などと言って放り投げます。
子供向けの絵本「はがぬけたらどうするの?」(セルビー・ビーラー文、フレーベル館)には世界各国の風習が紹介されています。
日本と同じなのは、中国、ベトナム、タイ、シンガポールなど東アジア圏の国が多いようです。
「畑に埋める」のがネパールやタジキスタン。
新しい歯をもってきてと「お日さまに向かって投げる。」のがエジプトやリビア、オマーンなどの中近東諸国です。
「ネズミの巣穴に入れる」のはロシアやアフガニスタン、バングラデシュなど。
ネズミの歯が、後から後から生えてくることにあやかっているのでしょう。
「歯を枕の下に置くと、歯の妖精が集めに来て、代わりにコインを置いていく」という国は、アメリカやメキシコ、イギリス、フランス、スペイン、オーストラリアなど数多くあります。
コスタリカやチリでは、抜けた歯に金メッキを施して、イヤリングやブレスレットなどのアクセサリーに仕立てるようです。
日本でも作家の郡ようこさんが歯をイヤリングにしたことがあるとのこと。
歯の形状はユニークなので、それもアリかもしれませんね。