驚くほど悪趣味な古代エジプトのおもてなし

古代エジプトでは、大勢の客を呼んでもてなすときは、食事の終わり頃に、何と本物そっくりのミイラの模型と棺を、会食者の間をぬうようにまわしたそうです。

この模型、本物とそっくりに技巧をこらして彩色されており、本当に気持ち悪いものだったようです。

そして、その家の主は立ち上がってこう言ったのだそうです。

「これを見ながら、せいぜい今のうちに楽しくお過ごしください。あなた方もみんな、亡くなられたらこのような姿になるのですから。

「生きてるうちが花だよ、パーッとやろうよ、パーッと!」と言われても、そんなものを見せられては興ざめです。

エジプト人にとっても、まったくありがたくない習慣だったのではないでしょうか。

それとも、そこまでやって場をしらけさせないと、客たちが浮かれすぎて主人としては手がつけられなくなってしまうほどだったのでしょうか。

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