鳥はなぜ、高圧線に止まっても平気?
感電とは、外から電圧が加わって体の中に電流が流れ込むことです。
ですから、感電死の原因は電流です。
1 ミリアンペアの電流だと、わずかにピリッと感じる程度ですが、10 ミリアンペアになると、かなりの痙攣を起こします。
50 ミリアンペアになると、心臓の筋肉が痙攣して死ぬ恐れが出てきます。
わずかな電流の違いでも、体の反応はずいぶん違うのです。
また、電圧が高い方が、大きな電流が流れます。
感電死の直接原因は電流ですが、やはり高電圧の電流は危険です。
よく鳥が高圧電線に止まっていますが、 鳥が感電しないのは、電線の抵抗が非常に小さく、日本の足の間の電圧はごくわずかだからです。
鳥の体に流れ込む電流は非常に小さいので、鳥は感電せずに止まっていられるのです。