胸やけのときこそ「脂っこいもの」を食べるべき
「エッ!?」と思うかもしれませんが、これは本当です。
市販の医学書を見ても、胃酸過多のときは胃液分泌を抑える良質な油を摂るようにと、ちゃんと載っています。
食後1~2時間で胸やけ、ゲップ、胃部の圧迫感、灼熱感が起きるときは、胃液の中の塩酸がとても多くなっているのです。
ですから、酸度が高くなった胃液の分泌を抑えるか、酸度を下げるようにすればいいのです。
胃液分泌を必要以上に促進しない食べ物は、ご飯やめん類、パンなどの炭水化物の多い穀類。
そばよりうどん、黒パンより白パンのほうが、消化が早いため、胃液をあまり分泌しません。
卵、白身魚、豆腐などのタンパク質も効果的です。
また、脂肪も胃液分泌を抑えるのに効果があります。
オリーブ油やサラダ油などの植物油脂、バターなどの良質の動物性油脂が酸度を低下させます。
反対に、赤身の肉類は胃液を分泌させてしまうので要注意。
香辛料や刺激物、繊維の多い野菜なども、避けたほうが無難です。