花火の色はどうやってつけているの?
夏の風物詩の一つである花火は、数種類の物質で着色することで色に違いを出しています。
実は、私たちがよく耳にするナトリウム、銅なども、花火の色の素となっているのです。
花火は、硝酸カリウム、塩素酸カリウム、木炭、硫黄などを原料にして火薬と、色付けの物質、打ち上げの場合はさらに、火の粉や音、煙を出す物質も組み合わせて作られます。
着色する物質は、主に4種類。
燃えると赤くなるストロンチウム、黄色くなるナトリウム、青くなる銅、緑になるバリウムです。
これを、上空で描く図柄に応じて配分します。
また打ち上げ花火では、煙の色にまでこだわっています。
亜鉛や用の白、ケイカン石の黄色、ナフタリンの黒などを駆使します。
現在、花火作りの世界も後継者難だと聞きます。
夜空を彩る風物が、いつまでも引き継がれるといいのですが。