靴墨を塗り過ぎると革靴は早くボロくなる。
革靴の大敵は何といっても湿気。
でも最近は、雨や雪の日でも長靴を履かず革靴で押し通している人がいて、革靴にとって受難の時代といえます。
革靴を長持ちさせるコツの一つは、一足だけをいつも履かないことです。
三足くらいを揃えておき、それを毎日交代で履き回すといいでしょう。
一足だと六カ月くらいしか持たないものでも、三足あれば、ゆうに三年以上は持つのです。
プロ野球のピッチャーも、毎日投げ続けるよりも、あいだに何日かおいて登板したほうが選手生命が長くなるのと同じです。
また新品の靴は、履く前にワックスで十分磨いておいてください。
このようにこまめに手入れすることも、長持ちさせるコツ。
ただし、靴墨はあまりべっとり厚く塗らないほうがいいでしょう。
皮の目がふさがれて通気性が悪くなり、靴が早くダメになってしまうからです。
濡れたときは、必ず陰干しすること。
直射日光で乾かすと、皮をダメにします。
また、ふだん履かない靴も、たまには虫の害がないように干した上、ビニール袋に入れて防湿剤などを入れて保管しておくと、カビと湿気防止になります。