日本人の胴長短足なのは寒さに耐えるため!
100メートル競走も世界大会になると、9秒台を出さないと優勝はおろか、メダルや入賞も難しいという時代になってきました。
しかし、この華やかな新記録合戦を繰り広げているのはほとんど黒人選手や白人選手で、日本人をはじめとした黄色人種は差をつけられる一方。
このように、短距離走に黄色人種が弱いのは、胴長短足という独特の体型が原因であるといわれています。
その理由として有力視されているのは、人類の祖先たちが徐々に生活圏を拡大していった中で、寒冷地に向かったのが黄色人種の祖先たちだったからだという説です。
寒さに耐えるには、体外への熱の放出を抑えることが第一。
それには、手足や首、鼻、耳など、胴体から突出したロスの大きい部分は少ない方がいいのです。
ならばと、寒さに体が自然に順応していった結果、のっぺりした顔つきで胴長短足の、現在の私たちの体型がつくられたというわけです。