磁石を切っていくとN極S極は最後には・・・。

棒磁石を二つに切ると、切り口に新たに N 極と S 極ができて、二つの磁石になります。

それをさらに二つに切ると、やはり切り口に N 極と S 極ができて・・・、・・・、というように繰り返していくと、どうなるのでしょうか。

実は、切っても切っても、どんなに薄く切っても、金太郎飴のように磁石ができます。

これは、何か不思議な感じがします。

また縦に細く切っていくとどうなるのか、という疑問もわいてきます。

磁石は、小さな磁石がたくさん集まってできていて、小さな磁石は同じ方向に向かって並んでいます。

そうすると、どこを切っても両端が N 極と S 極の磁石ができるというわけです。

縦に細く切っても同じことです。

この小さい磁石は、分子よりも小さい電子や原子のレベルのものです。

だから、磁石を可能な限りいくら小さく切っても、 N 極と S 極を持ち続けるのです。