ママチャリでロードレースを優勝した人がいる?
それを66歳の年齢で、しかもママチャリ(シティサイクル)で、「殺人レース」と呼ばれる1000マイル(約1609キロメートル)を走って優勝した男がいます。
スウェーデンで1954年に開かれたレースに参加したグスタフ・ハカンソンです。
彼は事前の健康診断で引っかかり、非公式選手として参加することになりました。
しかしハカンソンは、プロレーサーを相手にはじめから先頭でぶっ飛ばしました。
自転車競技は風圧を受けるため、先頭を走れば不利になることから、本来は個人競技でもチームを頼んで虚々実々の駆け引きが行われることが多いです。
しかし、ハカンソンはそんなことお構いなしで、なんと2位の選手を1日(約240キロメートル)も引き離す、ダントツの優勝となりました。
いまのロードレースでは、まったく考えられないような快挙(怪挙?)を成し遂げたのでした。
[surfing_su_box_ex title="ロードレース"](Road Bicycle Racing)「ツール・ド・フランス」などで知られる、舗装された一般道を使った自転車競技レース。着順や所要時間を競う。1日だけで決着する「ワンデー・レース」と数日かけて競う「ステージ・レース」に区分される。そのため走る距離も数キロ~数千キロまでと幅がある。2018年現在、最長レースは「トランスシベリアン・エクスとリーム」の9195キロとなっている。[/surfing_su_box_ex]