へその周りに隠すから「へそくり」・・・ではない!

内緒でしまっておいたお金のことを「へそくり」と言いますが、その語源は何だと思いますか。

昔は腹巻きのへそのあたりにひもをつけて隠しておき、あたりに誰もいないときにそっとひもを繰って何枚あるか数えるから「へそ繰り」といったのです。

・・・・・・・・・・というのは真っ赤なウソ!

へそくりの「へそ」はおなかにあるへそのことではなく、「綜麻(へそ)」のことです。

綜(あせ)は麻糸をかける道具で「綜麻繰り」は麻糸を繰る仕事のこと。

この仕事でたんまりもうけて金を蓄え、一人にんまり笑っていることから、へそくりという言葉ができたわけです。

きっと、宵越しの金は持たないことを自慢している江戸っ子が、コソコソと金を蓄えている人をバカにして冷やかした言葉だったのでしょう。

なぜ欧米人は握手で日本人はおじぎなの?

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