男が余っている?「結婚できない現象」

男女の人口比率が、だいたいどの時代も一対一になっているのはどうしてか。

考えてみると、不思議なものです。

もちろん、女の子ばかりの家庭もありますし、男の子ばかりの場合もあります。

また、年齢別に見ると、女性が長寿のため、高年齢層では女性の比率が大きかったりします。

しかし、視野を世界に広げて、すべての年齢層を大局的に眺めると、やはり男女の比率は一対一に近い数字になっているのです。

その理由は、男子が誕生する精子と女子が誕生する精子の比率が一対一だから、と説明されています。

厚生労働省の調査によると、実際に生まれるのは女子より男子のほうが少し多いそうですが、これは生物的に男子のほうが育ちにくいとされるため、それを数で補おうとして女子より多く産まれるということ。

自然の摂理はうまくできているのです。

ただ、日本などの先進国では、医療の進歩で乳児死亡率が極端に低くなっており、そのために男子の人数が増え気味だとか。

それが結婚適齢期の男性の「結婚できない現象」の一因となっているわけです。

 

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