塩分を適度にとる人のほうが低血圧!?

f:id:itomaxyz:20200928225629j:plain 高血圧や、脳卒中の敵とうことで、すっかり嫌われてしまった塩分。

「塩はとらなければとらないほどいい」と信じ、徹底的に食卓から除外した人もいるようです。

この ” 嫌塩 ” の動きに警鐘を鳴らしたのが、東京医科歯科大学・難治疾患研究所の研究員です。

40代の男女2300人を調べたところ、今間までの常識とは逆に、塩分を多くとっている人のほうが、かえって血圧が低いことがわかったというのです。

また、高塩分なのに低い血圧のグループに入る人たちの食生活について、さらに詳しく調査した結果、塩分を多くとっている人ほど食事のバランスがよく、牛乳を多く飲み、アルコールは控えめで適度な運動をしていたといいます。

つまり、塩分の取り過ぎはいけないが、極端に嫌うのは逆に食生活のアンバランスを招いてしまう。

塩分を気にしすぎて味気ない食事をするのではなく、いろいろな食品をバランスよく食べ、食生活を楽しむゆとりを持つことが大切なのです。