年を取ると、本当に「面の皮」が厚くなる!?

f:id:itomaxyz:20200928212949j:plain図々しい人のことを「面の皮が厚い」といいますが、よく考えてみると、この言葉はなかなか奥深い。

顔色は、血液の流れ方次第で変わるものです。

血管などの組織を覆っている皮が厚ければ、赤くも青くもならず、なるほど ” いけしゃあしゃあ ” としているように見えるわけです。

でも、いったい何ミリぐらいあればm面の皮が厚いといえるのでしょうか。

人間の皮膚の厚さというのは、体の場合、表皮が0.1~0.3ミリ、その下の真皮が0.3~2ミリ、合わせて0.4~2.3ミリが平均的なおころ。

もちろん体の部位によって差があり、一番厚い足の裏と、一番薄いまぶたの皮では、一人の人間でもかなり違ってきます。

また、ヒザやヒジなどの関節を覆うところでは、ほかの部位とは逆に、表皮が厚く、真皮が薄くなっています。

そこで、気になる顔面の皮ですが、解剖すると体に比べてかなり薄いということがわかります。

年齢とともに厚くなる傾向もあって、生後9か月で0.04ミリ、15歳で0.07ミリ、35歳で0.1ミリ。

年を取ると面の皮が厚くなるというのは、やはり本当のことでした。