小魚を食べても、カルシウム不足は解消されないという事実。

日本人に不足しがちな栄養素の一つ、カルシウム。

カルシウム不足になってしまう原因は、日本が火山国であることが関係しています。

火山灰層に覆われた土壌には、カルシウムが必然的に少ないからです。

カルシウム不足は精神的な不安定の原因になり、また年を取って骨が弱くなる原因にもなるので、たくさん摂るように心がけている人が多いようですが、ここで、一つ”常識のウソ”を指摘しておきたいと思います。

それは、小魚を食べると、カルシウムがたくさん摂れるとう”誤解”。

確かにカルシウムは摂取できますが、その中心は骨の中にある燐酸カルシウムと呼ばれるもの。

これは水に溶けにくく、体内に吸収されにくいのです。

食べたカルシウムの20%しか吸収されないという調査もあります。

カルシウムの摂取ということでは、ホウレンソウ、ワカメ、ヒジキなどをしっかり食べ、毎日、牛乳を飲むのがいちばん効率的なようです。