劣等感を克服するための考え方とは?
NHKの朝ドラ「まれ」でブレイクして以来、テレビ、映画に引っ張りだこの女優土屋太鳳さん。
彼女は 「10代のころ、劣等感にさいなまれていた」と、自身のブログでカミングアウトしました。
それは、活舌の悪さだといいます。
彼女はその原因を突き止め、舌の手術をして、見事に「まれ」のヒロインを手に入れたのです。
「劣等感」という概念は、オーストラリアの心理学者アルフレッド・アドラー(1870-1937年)が初めて提唱したと言われています。
アドラーは、劣等感の強い人の3つの特徴を、定義しました。
- 自分より優れている人をねたみ、攻撃的になる。
- 学歴、知識など無意識に自慢する。
- 自分がどれだけ不幸かをアピールする。
アドラーは、土屋太鳳と同じように劣等感を持っていましたが、克服しました。
そして、次のような克服法を提唱しています。
第一に、「なぜ?」と考えるより「どうしたらいいのか?」を考えます。
問題点を考えるより、その解決法を考えるということです。
第二に、「自分の不完全さを認める」こと。
劣等感を持つ人は完ぺき主義になりがちで、つい、他人と比べてしまう傾向がありますが、「人は人」「自分は自分」と割り切ることが必要です。
世の中に完全な人がいないように、自分の完全ではないと思うことが大切です。
第三は、他人のために何か「貢献する」ことです。
貢献すれば、他人から感謝され「ありがとう」と言ってもらえるでしょう。
そうすれば、自分が「肯定」されたことになります。
何度も貢献して肯定感が高まることで、自分と他人を比べる必要がなくなっていくのです。