飛行機雲は排気に含まれるチリでできている

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青空にほうき星のような一筋を残したり、時には文字を書いたり、飛行機雲の悪戯はなかなか楽しめるもの。

でも、なぜそんな雲ができるのでしょう。

普通の雲と、何が違うのでしょうか。

飛行機雲の正体は、普通の雲と同じように水蒸気が凝結したものです。

水蒸気は冷たい空気中で、凝結の核となるものがあると細かい氷の粒になる性質があります。

この氷晶の集まりが雲です。

飛行機雲の場合は、排気に含まれるチリが凝結核となり、上空の冷たくて湿った空気中の水蒸気を氷晶にします。

また、排気中に水蒸気が多く含まれている時にも雲ができます。

珍しい現象では、すでにあった雲を飛行機の排気の熱が消してしまうこともあるそうです。