30℃以下だとワニの赤ちゃんはメスばかりになる!?

産婦人科によっては、産み分けの指導をしてくれるところもあるらしいのですが、基本的には男の子と女の子が産まれる確率は五分五分。

食生活などで体質を変えることによって、ある知度は操作できるという説もありますが、いずれにしても、人間の性別は受精の瞬間に決まります。

人間を含め、いわゆる高等動物といわれるものは、性染色体によって雌雄が決定されるといわれていました。

ところが、トカゲやワニなど一部の爬虫類は、受精の瞬間ではなく、卵がさらされる温度によって雌雄が決まることが明らかになったのです。

たとえば、ヤモリの卵は摂氏26度以下だとメス、29度以上はオス。

ミシシッピーワニは30度以下はメス、34度以上はオス、32度でオスとメスが半々になるといった具合。

変わっているのがカミツキガメで、20度以下はメス、24~26度でオス、そして30度以上でまたメスばかりになります。

カミツキガメの場合、メスが多く産まれるようになっているのは、厳しい環境の中ではメスが多い方が都合がいいからだ、という説があります。

メスが少ないと繁殖率はガクンと落ちますし、メスのほうが耐久力もあるので、環境の変化にも適応しやすいからなのでしょう。

太古のワニは北極にもいた!?

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