あの生理用品・タンポンは奈良時代以前からあった
日本で最初に製品化された生理用品・アンネが発売されたのは昭和36年でした。
これが、当時不便をかこっていた女性達にあっという間に広がって、歴史に残るベストセラーとなったのです。
そのため、生理用ナプキンの始まりはアンネだと思っている人も多いようです。
しかし、これも歴史は古く、奈良時代以前にナプキン式のものもタンポン式のものも使われていたというのです。
当時のものは、草や木の繊維や海綿など吸水性のいい素材が用いられていたそうです。
その後、時代とともに綿や紙が使われるようになり、明治、大正時代になって脱脂綿に変わり、そしてアンネの登場となるわけです。
ところで、草や木の繊維や海綿ですが、これは精液を吸い取るというので、避妊具としても奈良時代以前から重宝されていたと言われています。
中でも海綿は世界的に使われ、古代ヘブライにも記録がありますし、18~19世紀のフランスでも広く使われていたと考えられています。