布団は、木綿より、化繊より、羊毛より、羽毛がおすすめ

f:id:itomaxyz:20200928213313j:plain人間が一晩に出す水分の量はコップ一杯分とも、それ以上ともいわれます。

だから、布団は水をよく吸うものでなくてはなりません。

となると、木綿が一番という気がするのですが、実際のところはどうでしょうか。

木綿は。吸湿性は確かにいいのですが、布団のよさを見るには、乾きやすさと水分の通りやすさという点も考えなければなりません。

乾きやすさは放湿性、水分の通りやすさは透湿性といいます。

木綿の場合、吸湿性は高いけれど、放湿性は低い。

昔の木造家屋のように、風通しがよくて毎日布団を干せるなら木綿がいいのですが、鉄筋の家に住んでいたり会社勤めをしている人には向きません。

羊毛は、繊維が鱗をかかぶったような構造をしているので、吸湿性は低いのですが、放湿性と透湿性は高いですし、ポリエステル綿は、放湿性と透湿性はとても高いのですが、吸湿性はほとんどありません。

これに対して羽毛は、絡まり合った繊維の間に水分を蓄えるために吸湿性が高く、その上、繊維に隙間があいてるので、放湿性も透湿性も高いという三拍子揃った性質を持ちます。

こうしてみると、やはり羽毛が最適ですが、現実には値段が高いという大きな壁があります。

お金に余裕がある人には羽毛が一番、ない人にはポリエステル綿が一番ということになるでしょうか。