おなかの子の性別によって母親の顔つきが変わる!
生まれる子が男か女かは気になるところ。
そのため「おなかが前につき出ると男の子」とか、「顔つきがきつくなると男の子」などと言い伝えられてきました。
おなかの形には根拠はありませんが、顔つきについては迷信とはいえないようです。
というのも、胎児のホルモンがお母さんに影響することもあるのではないか、といわれているからです。
男の子を妊娠するとその男性ホルモンが影響して、お母さんの立ち振る舞いが男っぽくなる場合もあるようです。
人間の場合はそれほど表れませんが、サルの場合ははっきり表れます。
つまり、オスの胎児をみごもった母ザルは、オスザルのような行動をとるのです。
そのときの血液を調べてみると、明らかに男性ホルモンの量が多くなっています。
たま「にごもっているときに火事を見ると、赤あざの子供が生まれる」という言い伝えがあるのですが、これはどうでしょう。
実際に赤あざの子が生まれることがないにしても、妊婦が強いストレスを受けると、胎児に影響することを暗示している言葉といえそうです。
ごくまれにですが、夫を突然の事故で亡くすなどの強いショックを受けた妊婦が、そのために流産することがあるからです。
これは、強いストレスによって子宮を収縮させるホルモンが分泌されて、しまうために起こります。
母ザルに強い恐怖を与えると、エビネフリンというホルモンが盛んに分泌し、そのホルモンの働きによって母ザルの子宮の血流量が減少し、赤ちゃんザルの酸素不足のため死んでしまうケースもあるといいます。
まさに、母と子は一心同体なのです。