古代ギリシャ人は現代人と同じく、食物と健康の関係に大いに関心を持っていました。
もてなしの献立も、食道楽というよりは、健康に重点を置いて立てられています。
ギリシャの主婦たちは、何と客人の病気の一覧表を持っていて、それに合わせて料理を決めたとか。
食べ物も、これは利尿作用があるとか、心臓を強くするとか、学者によって経験的に詳しく研究されていました。
それによると、たとえばキャベツは「二日酔いの特効薬」、レタスは「眠気を催させて性欲を抑えるが、精液の量は増やすもの」だそうですし、ニンジンは「精子に活力を与え、尿の量を増やすもの」だそうです。
⇒古代ギリシャは熱い料理を手で食べるのが礼儀
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