緑黄色野菜の”すごい”ところ
健康に良いということで、緑黄色野菜が注目されています。
緑黄色野菜とは、カボチャ、ニンジン、ホウレンソウ、パセリなど、赤や緑の色が濃い野菜のこと。
βカロテンやビタミンC食物繊維が豊富に含まれているので、以前から非常に大切な栄養源とされていました。
それが改めて注目され直したのは、その中のβカロテンが老化の防止やガンの予防に役立つことが分かったからです。
βカロテンはカロテンの代表的物質で、野菜の赤い色を出す色素のことです。
ニンジン(キャロット)を語源にしてこう名付けられました。
これを別名プロビタミンA(ビタミンA 前駆体)というのは、体内に取り取り入れられるとビタミンAに変化するからです。
面白いのは、ビタミンAを含むものがウナギなど動物性食品だけに限られているのに対して、プロビタミンAのβカロテンを含むものは植物性食品だけ、ということ。
結局ビタミンAとしては同じ働きをしているわけですが、最近の研究で、体内に入ったβカロテンの全てがビタミンAに変わるのではないことがわかりました。
必要なぶんだけ変わり、残りはβタカロテンのままでいて待機している、そういう性質があるのです。