南極と北極で氷山の形が違うのはなぜ?

同じ氷山でも、南極の氷山と北極の氷山では形が違います。

南極の氷山はプラットホーム型というか、上部が平らな台のような形をしていますが、北極の氷山は上部が尖った山型をしています。

何でこんなに違うのかというと、北極は地球の最上部にあるから氷山は上に伸びるが、南極は一番下にあるので、氷山が横に広がってしまう・・・というのはウソ。

宇宙空間では、上も下もありません。

これには、南極と北極の地形が関係しています。

南極は平坦な大陸です。

大陸の上にできた平らな氷が少しずつせり出し、それが滑り落ちて氷山ができるため、南極の氷はプラットフォーム型になります。

これに対し、北極は海です。

シベリアやカナダ、グリーンランドなど北極海に面した陸地は、険しい山になっています。

北極の氷山は、山岳地帯から海洋に転がり落ちたものなので、三角形の山型になるわけです。