氷とアイスクリーム、冷たいのはどっち?
子供を対象にした理科の実験教室などでは「アイスクリームを作ってみる」という実験があるようです。
牛乳に糖蜜(砂糖を液状にしたもの)を混ぜ、バニラエッセンスを加えた液を試験管に入れて、バー代わりの割り箸を突っ込みます。
洗面器の中に氷を入れて塩をふりかけ、試験管を上手に並べて、液が凍れば出来上がり。
これは氷に塩をかけると温度が低くなるという触媒の実験。
塩で氷の温度を下げてやっとアイスクリームができることからもわかるように、アイスクリームのほうが氷より温度はかなり低いのです。
実際、こうして出来上がった試験管アイスクリームは少し柔らかめで、もっと低い温度にしなくてはかっちりとはなりません。
市販のアイスクリームの温度はだいたい摂氏-12度くらいで、氷よりかなり冷たいのです。
だから、急いでかき込むと歯がギューとしみることがありますし、もちろんお腹だってびっくりしてしまいます。
いくら美味しいからと言って、食べ過ぎると必ずお腹を壊してしまいますから、ご用心。