インスタントコーヒーは日本人の発明品

インスタントラーメンは日本で発明されましたが、インスタントコーヒーの発祥は、コーヒーの消費大国アメリカかヨーロッパであろうと思ったら大間違い。

加藤了さんという、れっきとした日本人の発明なのです。

彼は明治32年(1899年)に今の製法と同じ真空乾燥方式のインスタントコーヒーを発明しました。

1901年にニューヨーク州で開かれたパンアメリカン博覧会で「ソリュブルコーヒー」(=溶けるコーヒー)という名前で発表しましたが、商品として出回ることはなかったそうです。

しかしその後、日本人が発明したから、というわけではありませんが、インスタントコーヒーは日本では大いに受けました。

考えてみれば、お茶と同じ手軽さでコーヒーが飲めるというのは、いかにも日本人的な発想ですよね。