旧日本軍の「こんにゃく製」の兵器とは?
第二次世界大戦の末期、日本は、紙をコンニャク糊で貼り合わせた水素気球を風船爆弾としてアメリカ本土に向けて飛ばしました。
ナイロンや合成ゴムを使わなかったのは、物資不足に陥っていたためでしょうか。
しかも、これを上空のジェット気流に乗せて飛ばしていたというから驚きです。
この頃、まだジェット気流の存在は世界的に知られていませんでした。
一万個製造して、そのうち9300個を飛ばし、実際にアメリカ本土に達したのが285個といわれています。
和紙をコンニャク糊で何枚も貼り合わせると、水素ガスを通しにくくなります。
アメリカでは、このコンニャク糊を最新の化学製品と考え、成分分析を急ぎました。
よもや、食べ物からつくられているとは思わなかったようです。