季節によって一日の長さが約0.035秒違う!

昼の長さは夏至にいちばん長く、冬至にいちばん短くなります。

その反対に、夜の長さは夏至にいちばん短くなり、冬至にいちばん長くなります。

そんなことは常識ですが、一日の長さが季節によって変わることは意外と知られていません。

これは、季節によって大気中の気圧配置が変わったり、太陽や月の引力の変化で海水を引っ張る力が変わったりするためです。

それで、地球の自転に対する摩擦力が変化し、自転速度が変わるのです。

地球の自転速度は、6月頃にいちばん遅れます。

その差は、平均値から0.035秒とごくわずかですが、一日の長さもそれだけ長くなります。

いちばん早くなるのは10月頃で、やはり0.035秒ほど進みます。

このほかに、大きな地震が起こると地球の自転速度が変化することがあります。

地球内部の岩石の分布が変わり、重心がわずかにずれるためです。

そのうち一日は今の47日分にまで延びる

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