手品で使うハトはなぜ白い?
黒いシルクハットからバットはとは出てくる手品では、神社なのでよく見かける色がついているものよりも、白いハトのほうが見栄えがします。
白いハトが使われるのは、そんな見栄えを気にしてのことだろうと考えがちですが、理由はそれだけではありません。
実は、服の中に隠しておくのに都合がいいため。
というのも、あの白いハトはギンバトといってほかのハトよりも体が小さいにもかかわらず、羽を広げると普通のハトと同じ大きさに見えるからなのです。
それに性格もおとなしく、手品がスムーズに進められるというわけです。
そうは言っても、どうしてあんなに長い時間じっとしていられるのでしょう。
ハトに限らず、鳥は仰向けにするとおとなしくなる性質があります。
それを利用しているのです。
もちろん、ヒナのときから大事に育てて仕込んでいるからこそ、失敗なくできるもの。
ハトを使う手品は、愛情があってこそ成功するのかもしれません。