褒めて伸びる人にはタイプがある?

ゆとり世代」といわれる最近の若い社員は、打たれ弱いと言われています。

厳しく叱責するとすぐに会社を辞めたり出社拒否に陥ったりするケースが目立ちます。

「僕は褒められて伸びるタイプなんです。」と自分から言い出す人も、珍しくないようです。

 

しかし、どんな人でも褒めて伸びるというわけではありません。

褒めて伸びる人には、タイプがあるのです。

それは「天才型」といわれる人で、直感にすぐれていて、自分の信じたやり方でグイグイ行動するタイプです。

時には失敗することもありますが、叱らないで見守っていると、自分のやり方で問題を解決できるタイプです。

このタイプは、ダメなところを改善するより、長所を伸ばしてやると伸びていくといいます。

 

天才型は、次のような特徴があります。

身なりなどにあまり気を使わないので、見た目がダサいです。

ITの知識が豊富で、オタクに近いです。

そして、グループで仕事をするより、一人で仕事をすることを好みます。

 

一方、天才型と真逆の人がいます。

直観より理論にしたがってコツコツ仕事をする「努力型」もタイプです。

こういう人を褒めると、「これでいいんだ」と思ってしまい、それ以上伸びなくなります。

だから、努力型は、その都度問題点を指摘してやることが肝心です。

 

上に立つ者は部下がどういうタイプか見極めて「褒める」「指摘する」を使い分けることが大切です。

つまり、褒めたくないが褒めてやる、褒めてやりたいが指摘するという精神がよさそうです。

[surfing_su_box_ex title="ゆとり世代"]小・中学校において2002年度施行の学習指導要領による教育を受けた世代のことで、1987年4月2日~2004年4月1日生まれの世代を指す。 それまでの「知識偏重型教育」からの脱却を目指し「生きる力(思考力)の獲得に重きをおいた学習指導要綱のことを、マスコミなどが「ゆとり教育」と称したことからつけられた。[/surfing_su_box_ex]

トップページへ

【行動と心理の雑学】一覧へ

「病は気から」というのはどこまで本当?