冷蔵庫は置き場所によって電気代が違う?
冷蔵庫は365日稼働しています。
そのため、家庭の電気使用量の約14パーセントが冷蔵庫で、家電の中でもっとも電気を使用します。
そこで、何とか「冷蔵庫の電気代を節約したい」というのが主婦の声です。
冷蔵庫の耐用年数は、約10年といわれています。
ところが、現実には、15年、20年と壊れるまで使う家庭も多いです。
しかし、最新の冷蔵庫の消費電力は、10年前と比べると3分の1になっていることをご存じでしょうか。
省エネ技術が格段に進歩したからです。
冷蔵庫は「年間消費電力」で1年のおおまかな電気代が計算できます。
2005年前後の400リットル冷蔵庫の場合、年間消費電力は150キロワットくらいです。
1キロワットの電気代を約26円とすると、650×26=16900円となります。
最新の冷蔵庫の場合、年間消費電力は280キロワットです。
280×26=7280円となり、なんと年間で 1万円弱の差があります。
一度、今使っている冷蔵庫の電解消費電力をチェックしてみましょう。
古い冷蔵庫を使い続けるより、電気代が安い最新型に買い替えた方が節約に結び付くようです。
さらに節約できるのは、冷蔵庫の「置き場所」です。
集合住宅は、冷蔵庫置き場が決められていますが、必ずしも省エネを考えたレイアウトではありません。
周囲の温度が30度の場合、15度と比べて80パーセントも多く電力を消費します。
そのため、コンロから離れた場所、風通しのいい場所、直射日光が当たらない場所がベストです。
壁から10センチ以上離すことも省エネとなります。
案外知られていませんが、冷蔵庫の上に物を置くと、10パーセントぐらい余計に電力を消費します。
冷蔵庫の上にはできるだけ物を置かないようにしましょう。