なぜ海の水はしょっぱいのか?
海の水がしょっぱい理由については、岩石に含まれる塩分が雨で溶けだし、川から海へ流れ込んだという説がよく知られています。
ところがもう一つ、海水の塩分はもともと地球の内部にあったもの、という説もあるのです。
地球の内部とは、マグマのこと。
高熱を持ち、ドロドロに溶けたマグマが冷えて固まるときには、塩分を含んだ水を残します。
この水(岩漿水)は、陸上や海底の火山活動に伴って、地表や海へと噴き出されます。
それが海水と混じり合ったというのです。
そもそも塩分とは塩化ナトリウムのこと。
岩石や岩漿水を分析すると塩化ナトリウムが多く含まれているため、どちらの説も間違いないとされています。