どうしてお昼ご飯のあとに眠くなってしまうのか

昼休みにランチを食べ終わったあと、頭がボーッとして眠くなることがあります。

「お昼にあんなに食べなけりゃよかったな」なんて後悔しても、あとの祭り。

ただひたすら、睡魔と闘うのみです。

でも、このように眠くなるのは、おなかがいっぱいになったせいばかりではありません。

人間の体のリズムとして、夜一回しか寝ないことのほうが不自然なのです。

社会的な時間の拘束がない状態で数十日間生活して、人間本来の生活パターンを調べる実験をすると、夜に一回本格的に眠り、昼食後にまた一回昼寝をするというパターンを自然に繰り返すようになるそうです。

昼ご飯を食べたあとに眠くなるのは、自然の欲求なのです。

というより、昼寝もしないで働くほうが、そもそも不自然なのです。

そういえば、世界的にみると昼寝の習慣がある国も、案外多いのです。

私たちの体は、社会生活を送るためにかなり無理を強いられているようです。