ヘビはなぜ、足がないのにスルスルと動けるの?
アオダイショウなどは毒蛇ではないとわかっていても、やはりいい気持ちはしません。
ヘビをペットとして飼う人が増えているとはいうものの、ヘビ好きの人がまだかなりの少数派であるところを見ると、よほど人間と相性が悪いのでしょうか。
嫌われる第一の理由はその姿形で、次いで音もなくニョロニョロ出現することが嫌だという人も多いようです。
そのニョロニョロですが、足もないのにどうやって素早く進むことができるのでしょうか。
ヘビを裏返してみると白い腹にウロコしかありませんが、このウロコが順々に立って地面を蹴り、前に進むのです。
ヘビを解剖してみると、非常にたくさんの肋骨のあることが分かります。
この肋骨にウロコを動かす筋肉がついて、一つひとつのウロコを動かすことができるわけです。
わかりやすくいえば肋骨が足の骨、ウロコが足ということになります。