ルーツ・語源の雑学
「おいらぁ、チャキチャキの江戸っ子でい」という言い方がありますが、この「チャキチャキ」とはどういう意味なのでしょう。 「チャキチャキの道産子」という言い方はしないので、威勢のいい江戸っ子を修飾する言葉なのでしょうか。 実は、これにはちゃんと…
読みは同じでも文字が異なるのが「太」と「大」。 「太平洋」と「大西洋」でも、うっかりすると表記を間違えてしまいそうです。 なぜ、太平洋、大西洋と書くかといえば、そもそも意味が違うからなのです。 太平洋のほうは、この大海を横断した航海者マゼラン…
きんぴらごぼうの「きんぴら」は「まさかりかついだ金太郎」で知られる坂田金時の子どもの、坂田金平(さかたきんぴら)という超人的な豪傑の名前からきたのだそうです。 この金平も親ゆずりの暴れん坊。 江戸で大流行した坂田金平を主人公にした人形浄瑠璃…
花がボールのように丸く咲くアジサイ。 今ではよく見かける花ですが、江戸時代には、いわゆる突然変異でできた変わり種だと思われていました。
現代人にとって、チクワとカマボコの違いは火を見るより明らか。 真ん中に竹を指した穴が開いているのがチクワで、板に張りついているのがカマボコです。 ところがこの両者、名前と形に混乱の歴史があるのです。
食べ物の名前は、それを食べていた人物の名や場所から連想されて、つけられることが多いようです。 たとえば、賭けごとが大好きなイギリス人のサンドウィッチ伯爵は、食事の時間もカードから手が離せません。
スズメは「チュンチュン」、カラスは「カアカア」、ウグイスは「ホーホケキョ」。 もちろん地域や時代によって表現に違いはありますが、一般に鳥の鳴き声は、表現のしかたが決まっています。 その鳴き声から名づけられた鳥もいて、カッコウやホトトギス、チ…
マーガリンが発明されたのはナポレオンのおかげ。 といっても、有名なナポレオン一世ではなく三世のほうです。
サバの押し寿司のことを”バッテラ”といいます。 関東では好き嫌いが分かれるようですが、関西ではこれを好物にしている人が大勢いるようです。
ここのところ、ゴルフは子どもや女性の競技人口も増え、ますます人気スポーツになっているようです。
1867年、ニューヨーク州の避暑地サラトガのサラトガ・スプリングスホテルでのこと。 ウェイターがインド人のコックのところへフライドポテトの皿を持ってきて「ポテトが厚すぎると客が文句を言っている」と言います。
今では当たり前のように使っている「家電」も、発明当初は家で使うものではなかった、という面白い話があります。
和菓子の名前は、簡単明瞭なものが多いようです。 桜の葉で包んでいるから桜餅。 江戸の今川橋周辺で売られていたから今川焼。 形が銅鑼(どら)に似ているからどら焼き。
ビキニ環礁といえば、かつて原水爆実験がおこなわれた島。 何だってまた、物騒な島の名前を水着につけたのだろうと、不思議に思ったことはありませんか。
昔、名古屋最大のういろうメーカー「青柳」が、ヤナギを英語でウィロウということから、自分のところでつくっている菓子に「ういろう」と名付けた、というまことしやかな説を聞いたことがあります。 でも・・・これはウソ!
みごとなほど単純なのに、これほど病衣の診断に役に立っているものがあるのだろうか、と思われる聴診器ですが、それほど大昔から存在していたわけではありません。
コーラの製法は非公開で、誰も真似することができないといううわさがあるようですが、そんなことはありません。 コーラをつくったのはアメリカ・アトランタの薬剤師ペンバートン。
風呂を英語でバスといいますが、この言語はイングランド南西部にあるバスという都市の名前に由来するのだそうです。
薄くのばした牛肉をタマネギに漬けて焼いたステーキを、シャリアピンステーキと言います。 名前はいかにも洋風ですが、実はこれ、日本独自のメニュー。 シャリアピンとは20世紀最大のオペラ歌手。シャリアピンの名からきています。 このステーキは、帝国ホテ…
昭和の初期まで、トイレのことを「かわや」と呼んでいました。 語源はズバリ「川屋」 つまり、昔は川の上にトイレが作られていて、そのまま汚物を川に流していたというわけです。 日本の人口は縄文時代晩期で約76,000人、弥生時代は約600,000人、古墳時代は…